こんにちは、ぞうです!
zousan
『マジック・オリジン』が発売され、各方面で構築熱が高まっているようですが、
それはさて置いて今回の主役はこのカードです!

dtk_カルシのサディスト

この《カルシのサディスト/Qarsi Sadist》、『龍紀伝』でドラフト戦を楽しんだ方には、
トドメを刺された経験もあったりするのではないでしょうか!
今回はこの『Pauper』的に強そうなことが書いてある、
《カルシのサディスト》を使って遊んでみようと思います!


 カード

dtk_カルシのサディストカルシのサディスト (1)(B)
クリーチャー-人間・クレリック

濫用
カルシのサディストがクリーチャーを1体濫用したとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。

1/3

2マナ・1/3のボディに、「濫用」能力つき。
「濫用」を行った場合は、対戦相手1人から2点のライフドレインです。

オマケ程度のパワーですが、タフネスの数値は『Pauper』では強力。
あの《クォムバッジの魔女/Cuombajj Witches》と同じコスト、同じP/Tです。

chr_クォムバッジの魔女

そう聞くとなんとなく強そうに見えてきましたね。
まずは虎の威を借りましょう。



 濫用の特徴

「濫用」能力は特徴として、

・戦場に出たときに誘発する
・生け贄を強要されるわけではない
・単体でメリット能力である


などの点が挙げられると思います。

任意のタイミングで使える起動能力とは違い、能力は使い切りになってしまいますが、
リアニメイトやバウンスを利用して使い回せないこともありません。

また、《カルシのサディスト》においては前述のタフネスの高さから、
序盤は壁役として扱い、終盤はドレイン能力で追い込みをかけるといった使い方も。
「濫用」に生け贄を強要されないがゆえの、柔軟性を活かした運用ができそうです。



 生け贄をメリットに

ライフを吸えるからと言って、
ただクリーチャーを消費してしまってはちょっと勿体無い!

という訳で、死亡時に誘発する能力を持つクリーチャーと
どんどん組み合わせてみましょう!

dtk_よろめくゴブリン

とりあえず、《サディスト》と同じく『龍紀伝』には、「濫用」向けにあつらえられた
よろめくゴブリン/Shambling Goblin》がいます!
タフネス1キラーとしても強力ですし、ゾンビの恩恵も受けられるナイスコモンです!

frf_スゥルタイの使者
また、同ブロック内の《スゥルタイの使者/Sultai Emissary》も好相性!
こちらは「予示」能力によって、最低でも2/2を残していってくれます!

avr_グールの解体人
他には「イニストラード・ブロック」の「不死」能力持ちと組み合わせるのも
面白いですね!なにやら紹介するカードがゾンビだらけになってきました!



 不死と言えば・・・?

dka_死せざる邪悪

「不死」と言えば、こんなカードがありました!
軽量の除去回避としても扱える《死せざる邪悪/Undying Evil》です!

戦闘を行ったときなどで受け身に使っても十分に強いカードですが、
こいつを「濫用」の解決前に打ってしまえば、
どんなクリーチャーでも生け贄に選ぶだけでワンサイズアップ!
「不死」を積極的に活用していくこともできそうです!

mbs_ファイレクシアの憤怒鬼m11_リリアナの死霊
上記の死亡時誘発のクリーチャーのほか、黒単でおなじみの
ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager》や《リリアナの死霊/Liliana's Specter》など
戦場に出たときに誘発する能力も、「不死」なら一度墓地を経由するため再利用可能!

ths_アスフォデルの灰色商人
アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》だって使い回せますので、
《カルシのサディスト》と合わせてしつこくライフを頂くデッキも魅力的です!

dtk_カルシのサディスト
もちろん、《カルシのサディスト》が単体でも活躍!
自身を「濫用」することで、「不死」+2点ドレイン!
そして、復活して再度「濫用」!3マナで合計4点のライフを削ることが可能です!



 デッキ

というわけで、適当にデッキの形にしてみました!
時代が古くて入手が難しいカードが多くなりがちな『Pauper』ですが、
比較的新しいものばかりでも組めるものですね!

黒単@Pauper
20150727a
19:《沼/Swamp》
4:《やせた原野/Barren Moor》
-土地 23

2:《よろめくゴブリン/Shambling Goblin》
4:《カルシのサディスト/Qarsi Sadist》
3:《スゥルタイの使者/Sultai Emissary》
4:《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager》
2:《リリアナの死霊/Liliana's Specter》
1:《禿鷹エイヴン/Vulturous Aven》
4:《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》
-クリーチャー 20
4:《死せざる邪悪/Undying Evil》
2:《見栄え損ない/Disfigure》
1:《骨の粉砕/Bone Splinters》
4:《血の署名/Sign in Blood》
4:《ゲスの評決/Geth's Verdict》
2:《堕落の触手/Tendrils of Corruption》
-その他の呪文 17

『統率者』セットなどで再録をされているカードも多いですし、
特に意識しなくても新枠のカードで埋まっていくデッキです!
組みやすさはひとつの正義ですね!



黒単に《カルシのサディスト》、でした!
(=゚ω゚)ノ いじょう!